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【後編】人材紹介会社の時代の転換点を仕掛けるサービスとは

こんにちは!ROXXのこばやしです。
今回は昨日投稿した記事の後編です!

前編では

  • agent bankにおける時代の転換点はどういう部分?

  • ステークホルダーが複数いるがステークホルダー的にはどのような部分が時代の転換点になった?

  • ROXXのValueをagent bankに噛み砕くと?

と言ったMission / Valueについてagent bank事業部 事業責任者の大輪さんとagent bank BizDev マネージャーの菊川さんにお話いただきました。
後編はROXXの評価指標にもなっているTuningについてお話いただきました!

前編がまだの方は是非とも前編からお読みいただけると幸いです。

大輪 一史 / agent bank事業部 事業責任者
2020年5月にROXXへジョイン。2015年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア社)に新卒で入社。インターネット領域で紹介事業の法人営業を経験。その後、株式会社エス・エム・エスにてVerticalSaaS事業の営業責任者としてリードジェネレーションから導入及び、事業者の経営課題(業務効率化、M&A、採用、コスト削減など)の解決に従事。2020年よりROXXに入社、agent bank事業のマーケティング・セールスマネージャーを経て、2022年よりagent bank_自社紹介事業を立ち上げ現在に至る。

菊川 大輔 / agent bank事業部 BizDev マネージャー
2014年、株式会社RENO(現社名:株式会社ROXX)創業時にジョイン。
人材紹介両手型の事業立ち上げに2年間従事したのち、エージェント業務を一般化するプラットフォーム「SCOUTER」の事業開発/カスタマーサクセス立ち上げに従事。4期目から紹介会社向け求人データベース「SARDINE」(現サービス名:agent bank)のカスタマーサクセス立ち上げ、紹介会社向け営業責任者、大阪支社立ち上げ、採用企業向け営業責任者を経て、パーソルキャリア社業務提携に従事。2021年よりagent bank BizDevマネージャーに着任し、agent bankの事業開発を担い現在に至る。


ー ROXXには9個のTuningがありますがagent bankとしてどのように捉えていますか?

菊川:僕はバンドのドラムとして本気で活動していた時期があり、個人的な話も交えてお話しすると、ROXXのTuningはバンドや音楽用語から取られています。演奏をする前に必ず楽器のチューニングをするのですが、当たり前の先に深さがあります。まずいつも通りのセッティングにチューナーを使って合わせます。その上で、演奏した時の音の重なり合い方や響き方、環境を考慮し、微妙なバランス調整を絶えず行います。

さらには、バンドメンバーや観客のテンションで弾き方の強さが変わるので、敏感に察知しながらその日の1番良い音を出せるように、常にチューニングをやっていく感じです。
ドラムとは太鼓、シンバルが複数合わさった楽器です。1個1個丁寧にみんなのテンションに合わせたり、今日の観客の状況、一緒にライブをするバンドの状況に合わせてチューニングをし、ライブで演奏しています。

僕は音楽的なチューニングの意味合いがROCK・BAND・SHOWの中でも、全てに繋がっている部分があると考えています。お互いの意志や位置関係が分からないと良い音は出せません。その上で自分がどういう音を出してるかが分からないと良くする変化幅が定まらないですし、逆に、「今日はこういう感じでいきたい」といったロードマップや道筋を示さないと交わる方向性が定まりません。そういったROCK・BAND・SHOWをそれぞれ実現するにあたって、一瞬一瞬の微調整みたいなところを擦り合わせていくからこそ、1番良い曲ができたり、誰かを感動させることができると思っています。

これは自分自身のスキルや行動指針だけではなく、周りとの関係性や環境なども踏まえた上ですごく重要な行動指針として、あえて音楽用語のTuningという表現をしているのかなと思っています。

大輪:なるほど。僕は音楽が全く分からない人間なので、言葉として捉えています。会社にとって組織を構成する力が重要だなと思っています。逆にこれさえ強ければ、どんな事業でもできるって思っています。
僕の価値観をまずお話しすると、例えば事業の市場選定やリリース時期は運や縁、タイミングで大きく左右されるもので再現性は低いと考えています。

千里眼があって再現性が高いという人もいるかもしれないですが、ごくごく属人的ですごく希少性が高い、天賦の才みたいな印象ですね!僕にはそれがないからかもしれませんが、会社経営において強い組織を作り続ける組織構成力の方が企業が再現性を持つことができ、中長期で会社を大きくすることができると考えています。そこからこのTuningを捉えています。

完全に同じ組織ができることは有り得ません。もちろん人が中で入れ替わるサイクルはベンチャー企業だと早かったりします。組織を構成する力自体は会社に付随していて、それがBS投資とかケイパビリティって言われることかもしれないです。

組織に残り続けるカルチャーとセットでTuningが根本的にあるからこそ、良い組織を作り続けられる根源になり、すごく合理的だなと思っています。バリューに行動指針(Tuning)が紐づいてるので、会社としてもそこは絶対高めた方がいいと認識しています。

菊川:音楽に例えて僕は先ほどの表現になりましたが、音楽を知らない人が聞いたら今の話はすごく納得できますね。マーケットが変化する中で、その組織の力が常に上がっている状態じゃない限り会社は衰退の一途をたどってしまいますもんね。

大輪:そうなんです。僕の個人的な意見ですが、時代の流れが早い中で変化し続けられる人がチームの中にいない限り5年後には衰退してしまうし、組織が強く、好転できるサイクルがないと厳しいと思っています。

ー では、今agent bankとして捉えているTuningの現在地と、今後何を伸ばしどういう組織にしていきたいか教えてください。

菊川:去年まではROXXとしてのカルチャーや組織力を高める上でも大切にすべき価値観、仕事観がフワッとしてる部分がありました。その状態の中で組織のケイパビリティをあげていくことや力をつけていくというところがどうしてもマネジメント層に属人化しており、その中で組織を支えてくれたマネージャーの方々には本当に感謝しかないんです。

一方で、個々人が新しい部署に異動した際に異動先のマネジメントの仕組みが違ったために活躍をしにくかったり、その先のキャリアが読めないといったこともありました。ここから先、組織を今以上に大きくしていく中で、マネジメントの属人化は課題に感じており、これはメンバーからも課題だと声が上がってきていました。

ROXXはMissonに「時代の転換点を創る」と掲げています。
その中で「大切にしなきゃいけないこと、したいことはこういうことだよね」というのが言語化され、ここからここまでがROXXだよっていう線がくっきりと浮かび上がったと思っています。大切にしなきゃいけない価値観や仕事観の中で、1人1人の今の現在地がここだよねというのがようやく組織ごと、部署ごとに可視化されました。
マネージャーがこの先チームをこうしていきたいとなった時に、じゃあ「この力をつけていこう」や「こういうことをやっていった方が良いよね」などの議論が建設的に出来るようになってきたっていうのがここ最近です。なので、現在地としてはようやくみんなの目線感が徐々に徐々に合い始めてきたことが、本当にすごく大きな進歩だなって思っています。

大輪:僕の現在地についても少しだけお話しします。菊川さんと結構近く、線引きができ、言語化できてなかった、ROXXとしての事業や組織の成長を遅らせてしまうような抵抗因子が、Tuningという行動ベースでの羅針盤が出来たことにより何を改善しないといけないのかの共通認識がとれてきました。今の現場を見ているとクリティカルにマネジメントにも効きやすくトークにも入れやすくなってきたなっていうのはすごく足元の話なのですが、現場の変化ではあるかなと思ってます。

ですが、Tuning自体は先ほど自分の価値観でも触れましたが、半年や1年で強烈に組織が前に進むとか強くなるとかっていう起爆剤的な要素ではなく、あくまでも長い時間軸で根本的なROXXのDNAとしての根幹みたいなものだと据えてます。

Tuningで求められてるものは、チームでどう何かを成し遂げるのかみたいな視点が重要になってきます。もちろんスペシャリストを評価しないというわけではないですが、スペシャリスト自体も誰かの手を借り成り立っています。どこかで必ずチームや、組織と繋がっているという部分を意識することが重要です。もし1人で何かをやるのであれば、フリーランスで良いじゃないですか。

組織に所属して、日々歯を食いしばりながら頑張ってることの方が多い環境の中で、当事者であり続け、当事者というベクトルをチームや組織に向け、汎用性があるものにしていくために磨き続けるものだと思っています。

そして、長い時間軸で研磨し続けることによって多数のポジティブな効果もたくさん生まれるので、そうした良い効果をたくさん重要視すべきだと考えています。

価値観としては、そういうものであると捉えているので、ここから”もっとより良くしていくためにこうだよね”って研磨されていくことがすごく重要です。そうすることによって、色々なシナジーが波及するのでTuningにおいての会話内容を上げてくことが足元はすごく大事だと思っています。

菊川:ROXXは常に「自分達の変化幅=事業の成長」みたいなところがずっと付き纏ってきた会社なので、その中でも今いろんな方が入社してくださり、役割分担ができてきて、より組織のパフォーマンスが1人だけではなく、掛け算でチームとして大きくなっているのは元々持っている良いところではあります。

その変化幅みたいなところはどうしても経験や時間には変えられないものだと思っていて、その変化幅を支援できる仕組みや制度をこの先は作っていきたいと考えています。

人事チームが今、色々研修やメンター制度などその辺を整備していて、各部門のマネージャーとも一緒になって動いてくれています。そういった客観的な視点の中で、ROXX共通のTuningで部門やチームの状況、業界特性に合わせてそういった変化幅を支援するような仕組みを今後は動かしていけるんだろうなって思っているので、そこをもっとより良くしていく動きはやっていきたいですね。

ー 今お二人がagent bankの組織、人へどのように向き合っているのかを教えてください。

大輪:当事者であれと常に自分にも問いを立てる。それぞれの単位で会社から問われ続けるかなと思っています。僕個人が求めるのは、一緒に働いてくれる仲間がたくさん増え、どのセクションで切り取っても簡単なことじゃないことに向き合ってるので、当事者であり続けないと楽しくないじゃないですか。ただきついだけになるので、自分のためにやって欲しいと、根本は思っています。

自分のレンズから見た世界は、どこまでいっても自分自身が主役な人生なわけです。そこに関わる事業や組織、ここに所属してるからこそ、そこに対して何をどのように実現したいのか、自分自身の意思を持ち続けてほしいです。これはどのロールで切っても求め続けられるかなと思っているので、そういう流れといいますか、最初はその風を感じ続けて、そしてそれを今度は自ら創っていく、組織や人に求めているという表現は難しいですが、そうしたことを大事にして、いつも向き合っていると思っています。

菊川:僕はROXX暦も長いのでちょっとバイアスが掛かっているかもしれないのですが、自分の自己実現への意思が強い方ではなかったので、ROXXは自分の人生というか、生活というか、ROXXの仲間と事業が伸びることだけだったんですよね。事業が伸びれば新しい仕事ができ、大輪さんの話じゃないですけど、新しく生まれたポジションに意思のある人が手をあげて、その役割を担って自分の経験をまたこの会社の中で積んでいくみたいなサイクルが回り続けていることがとても大事だと考えています。このサイクルにTuningという企業の文化や仕事をする上での在り方のようなものが明確化され、どんどんお互いの関係性が良くなり、組織としても強くなっていく、サイクルがとても重要だと認識しています。愛社精神かというと、少しニュアンスが違うのですが、会社や事業が伸びて、メンバーと一緒に伸ばしていって、そのダイナミズムを仲間と一緒に感じるために、日々組織と顧客と事業に向き合い続けているというのが、僕の人への向き合い方かなと思っています。

ー 最後に

事業に向き合い続けるために、組織やチームに向き合う。古くからいるメンバーも新しく入るメンバーも、その良い循環をエコシステムとしてつくっていけるようにしないといけませんね。
お二人ともありがとうございました!


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