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プロダクトづくりで日本の未来を変えるためにROXXを選んだ。チームで試行錯誤し、時代の転換点を創る。

ROXX noteをご覧のみなさん、こんにちは!ROXXの松本です。
本日は、DMM.comをはじめとした数多くの企業でCTOを歴任してきた城倉 和孝(Kazutaka Jokura)さんが「ROXXへの入社を決めた理由」や「エンジニアチームの今後の取り組み」「ROXXが求めるエンジニアの人物像」についてインタビューしました!


ROXX入社までの軌跡

私は色々な変化に直面した結果、割と多彩なキャリアを歩んでこれたと思ってます。

若い頃はバンド活動に夢中となり、サラリーマンはROCKな生き方ではないと考えて(笑)、周囲が進学する中、ライブハウスで精力的に活動していました。しかし、自分が音楽で生計を立てていくのは甘い考えで、22歳の時に就職を考えはじめ、コンピューター系の会社に入社して、第一のキャリアであるシステムインテグレーション(System Integration、以下「SI」)の経験をはじめることになりました。
当時はインターネットはまだなく、所謂ググることもできない時代で、先輩にイチからプログラミングのお作法や綺麗なコードの書き方などを教えてもらいました。始めてみると意外と楽しくて、可読性と効率がよいコードを書くことがやりがいになりました。

そしてソフトクリエイト社に転職して、さらに幅を広げ、数多くの業務システムの受託開発を、営業活動から開発・納品まで一連の作業を通して担当しました。ここでは幅広い業務知識を得る経験ができて、その後の私のキャリアの礎になっていると思っています。

反面、受託開発を続ける将来に不安を感じて、ワークフローのプロダクト「X-point」を並行して開発したところ出資のお話をいただき、分社化を実現してCTOに就任しました。これが第二のBtoBプロダクトメーカーのキャリアです。それまでの受託開発とは異なり、プロダクトメーカーとしてカスタマーサポートの立ち上げやパートナーセールスなど新しい経験をしました。

退任後は新しい体験をしたいと思い、ご縁があって2011年にDMM.comにCTOとして入社しました。これが第三のネットベンチャーのキャリアです。
はじめてのBtoCの経験でしたが、事業を拡大するフェーズでのエンジニア組織拡大と、それに伴う技術的負債の解消、カルチャー醸成などを当時のメンバーと一緒に行いました。

その後、しばらくは技術顧問として色々なエンジニアチームのサポートをしていましたが、ゲームデバッグを中心として事業展開を行っているデジタルハーツにジョインしました。開発者にとって品質を担保することは当たり前に重要なことですが、それを専門でやるのは面白いなと思ったんです。これが次のQA(Quality Assurance、品質保証、以下「QA」)のキャリアで、自動化やAIなどQAをテクノロジーの力で進化させることに取り組みました。

そして、2023年の12月の退任後、ご縁あってROXXに巡り逢いました。

ROXX入社を決めた理由

ROXXという会社を知ったのは、知人からの紹介がきっかけでした。最初にホームページを訪れた際は、あまり際立った特徴が感じられず、正直ピンときませんでした(笑)。しかし、実際に話を聞いてみると、ROXXが掲げているテーマが「日本全体の所得向上の実現」という大きなものであり、特にその中で、Z世代とノンデスクワーカーという、少し特殊なニッチ領域に注目していることに予想外の面白さがありました。話を聞けば聞くほど「この会社、面白いことをしているんだな」と感じるようになりました。

さらに、代表の中嶋の話を聞く中で、彼の「時代の転換点を創る」という強い情熱が伝わってきました。ROXXが目指しているのはビジネス展開だけではなく、社会の変化に寄り添い、新しい価値を創出することなんだと感じ、そこで「この会社はワクワクがある会社なんだな」と強く共感しました。これが、私がROXXへの入社を決めた理由です。

現在の日本において労働力人口の減少が深刻なことは理解していましたが、こうした状況の中でも、若い世代の中には就業していない人や非正規雇用で働いている人が多く存在している事実を、中嶋の話から知りました。背景には学生時代にさまざまな困難を経験していたり、自分がやりたいことを見つけられなかったり、新卒の就職活動で自分に合った仕事と巡り合えなかったりと、さまざまな事情があるのかと思います。

それでも、ROXXが提供するサービスを通じて正社員としての安定した仕事に就くことで、生活に余裕を持ち、将来のライフプランを描いてキャリアを選択できるようになれば、若い世代の人生は大きく変わるのではないかと思います。そんな課題に取り組んでいるROXXに強く共感しましたし、この仕事を通じて若い世代の自己実現を手助けができることに、大きなやりがいを感じています。自分の若い頃の境遇と体験にも通じているので、なおさら共感が強いのかと思います。

代表の中嶋の印象

一言で言うと「ROCKな人」ですね(笑)。
革ジャン姿の見た目もそうですが、明快でぶれないビジョンを示せて、やり切るエネルギーがある。経営者としても考え方の軸や信念を強く持っていて、人柄自体がとてもROCKです。私もロックが好きなこともあり、共感する部分がたくさんあります。

中嶋も私もそうですが、ロック好きな人って基本的にオタクだと思うんです。オタクというとガジェット、アニメ、ゲームなどサブカルのイメージが強いですけど、ロック好きも結構なオタクで、例えば〇〇というバンドの3枚目のアルバムの曲順とタイトル、メンバー全員の名前とキャリアはこうで、それとギタリストが使ってるギターは1972年製のストラトキャスターで・・・、とかいうのをペラペラ話せる訳です。要は好きだから知識を深めていくんですよね。そういう意味では技術の追求という観点も含めて、音楽とエンジニアって共通点が多いと思っています。

強いエンジニアとは

何をもって強いと言うかですが、まずはシンプルに「技術が好き」ということ。仕事だけれども好きなことでもある。四六時中技術の話をしたい、休日もコードを書いていたい、というのは良くある話で、強制されているわけでも、仕事だからコードを書いているわけでもなく、全ては自発的に技術にふれてるだけ、というエンジニアはたくさんいます。新しい技術が出ると触ってみたいし、使ってみたい。好奇心と探究心が旺盛で技術が純粋に好きなエンジニアは成長が早いです。

それを前提として、会社やチームでの価値という観点でいうと、当たり前の話ですが、自分の専門性を事業へ活かして目的へコミットできるエンジニアだと考えています。
エンジニアリングには何を作るかというWhatの目的の部分と、どう作るかというHowの部分があって、エンジニアは技術好奇心が強いゆえに、気がつかないうちにHowの部分が目的になってしまうこともあります。逆に技術に対する好奇心が低いと、自分が知っている範囲で言われた通りのことをやるだけになるので、良い仕事はできません。
好奇心から得た幅と深さを兼ね備えた技術を、一旦引き出しの中にしまっておいて、解決する課題にあわせて引き出しから探して最適な選択できることが理想的ですね。
そういう意味で、LT(Lightning Talks、ライトニングトークの略)会やブログ発信のように知見をアウトプットする場をつくって、知的好奇心を刺激して成長を支えることも、会社として重要なことだと考えます。

プロダクトチームの課題

ROXXのエンジニアは、素直で真面目、ユーザーと事業に貢献したいというマインドが強いメンバーが多いので、この良い面を残しながら、会社が向かうべき方向にアジリティを持って進んでいけるチーム組成が今後の課題です。

当社に限らず、いまの時代は不確実性に向き合わなければならず、事業の方針も方向転換が必要となる場合も多々あります。
事業を創出して深耕して、生まれた利益でまた新しいものを探索するということを繰り返すことで、会社が継続的に成長することが求められますが、ROXXもそこにしっかりと投資できている環境だと思います。
反面、スピードを重視することで生まれる技術的負債や、新しい事業の不確実性に対峙していかなければならず、開発チームも今までの常識を変えていかなければならないフェーズに入ったと考えています。

現在採用を強化している背景には、社外の知見と経験を取り入れて刺激を入れることで、今までのROXXの良さとの核融合により、さらに良いチームになることを期待しています。

ROXXエンジニアの強み

「日本の若い世代の方々のキャリア選択をサポートする」という中嶋のビジョンに共感して、自分たちで試行錯誤してユーザー体験を作っていけるというのは、ROXXだからこそできる体験です。

そして、プロダクトの価値を最大化するために、ビジネス、PdM、エンジニア、デザイナー、それぞれのロールが共に協力しながらワンチームとして一緒に作り上げる経験ができるのもROXXの強みだと考えています。

また、ROXXのビジネスモデル上、求職者のキャリア選択の支援というBtoC、求人企業の採用支援というBtoB、のどちらも経験できることも特徴の一つです。

社風と言いますか、働きやすさでいうと、上場はしましたが、まだまだスタートアップなのは変わらず、役員やGM(ゼネラルマネージャー)を含めてとてもフラットなので、風通しの良い環境でものづくりが一緒にしていけるというのも楽しいです。

ROXXが求めているエンジニアの人物像

個人的には、技術が好きで好奇心旺盛、こだわりを持っている方と是非一緒に働きたいですね。あとは、チームで仕事をするので、やはりちゃんとリスペクトができる人ですかね。まさにROXXのValue(ROCK、BAND、SHOW)に尽きると思っています(笑)。

会社の立場としては、カルチャーに新しい影響を与えてくれる方。特にテックリード層の方には特にジョインしていただきたいと考えています。
組織で一番大事なのは結局のところカルチャーだと考えています。刺激しあって、この技術は知らなかったから今度やってみようとか、技術を高める取り組みをする。そして高めた技術を業務にフィードバックして成果がでることで、会社と個人が成長していくスパイラルが、カルチャーとして浸透していて、チーム全員がリスペクトしあい、楽しんで課題へ向き合える環境が良いなあ、と思っています。

エンジニアメンバーに期待すること

「神は細部に宿る」ですね。
会社の成長にスピード感をもって貢献しつつも、コードやアーキテクチャ、プロセスなど「美しさ」へのこだわりは忘れないで欲しいと思っています。表面的に動けば良いだけではなく、綺麗に無駄なく作れることを追求することで、効率も良く、アジリティも高まりますし、後からの変化にも対応しやすくなります。これからの事業成長を意識するからこそ、エンジニアには先を見越して作るためのこだわりを持って欲しいと考えています。


今後の展望

短期的には、今注力しているプロダクトを求職者の方々が「正社員になるなら、Zキャリア」と言ってもらえることを実現すること。開発チームが技術のプロとしてプライドを持って、実現に貢献できるチームづくりをしていくというのが目標です。

長期的な展望は、プロダクト駆動で利益を生むようなサービスを創ること。ビジネス観点、ユーザーへどのような価値を提供していくかという視点も磨いていくことです。テクノロジーの力と、キャリアアドバイザーなど人の力を掛け合わせて生まれるシナジーで、会社の可能性を何倍にも増やせるように、チームとして力をつけていきたいと考えています。



ー城倉さん、ありがとうございました!
終始、物腰柔らかく丁寧にお話しくださった城倉さん。ものづくりに対する細やかなこだわりとメンバーの成長を見守る温かい眼差しがとても印象的でした。先見の明をお持ちの城倉さん率いるプロダクトチームがROXXをどのように飛躍させ導いてくれるのか、必見です!
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