ROXXの目指すべき方向と自分の理想の一致。人生の目標を叶えるため、「なぜ」を突き詰め、理想の支援を追求する
ROXX noteをご覧のみなさん、こんにちは!ROXXの松本です。
本日は2023年8月にジョインしたZキャリア 人材紹介事業部 プレイングリーダー / 藤岡 博也(Hiroya Fujioka)さんにインタビューしました!
プロフィール
藤岡 博也と申します。ROXXは2社目でして、1社目はBtoCの訪問営業職としてベンチャー企業に入社し7年間勤務しました。入社して1年経った頃に主任に就任、同タイミングで会社も上場し、さらに1年半経過した頃には課長に就任し、10名を超えるメンバーのマネジメントを経験させていただきました。
その後、自分の希望で採用領域に異動しました。主に面接業務や合同会社説明会などのイベントの準備やプレゼンターを担当し、人事でも1年で主任、2年で課長を任せてもらいました。面接では、新卒中途問わず年間約2,000名の方とお会いしましたが、一方的にお話しを進めるのではなく、コミュニケーションをとりながら一緒に考えていくことを大切にしていました。
その後、2023年8月にROXXに入社して、約2年が経とうとしている今、プレイングリーダーとして、CA(キャリアアドバイザー、以下「CA」)のプレイヤー兼メンバーのマネジメントをさせていただいています。
ROXXが光って見えた
ー人材紹介の道に進んだ根本の思い
実は中学生時代から教員を目指しており、私がいた大学ではほとんどが教員になる環境でした。しかし、教育実習や研修などに参加した際に「社会人経験のない私が人の人生に携わっていいのか?」と自問するタイミングがありました。そもそも教員になりたかった理由が、『人の人生や転換点に携わる仕事がしたい』という軸であり、教育に携わり未来ある生徒の人生をサポートしたいという思いで志望してたのもあって、人の人生に携わり、その人にとってより良い人生へとサポートできるようにするためには、まずは私自身が社会人経験を積む必要があると考え、私は就職の道に進む決断をしました。
1社目にベンチャー企業を選んだ理由は、ベンチャーという環境かつBtoCの訪問営業職であれば実力主義の社会で経験を積むことができると考えて選びました。そして、ある程度営業力が付いたと思えたタイミングで、本来の仕事の軸である『人生に携わる』という領域にチャレンジしようと、採用領域に異動をしました。
転職を考えた理由は、もっとフラットな目線で人生の分岐点に立てる仕事がしたいと感じたからです。事業会社の採用ですと、当然自社にアトラクトするので完全にフラットな目線でお相手の人生支援をと考えた時に、人材紹介業へとフォーカスが当たったんですね。採用から人材紹介の道に進むのはキャリアダウンだと言われることもありますが、自分のキャリアや肩書きは重要視していませんでした。私が関わっていく方々の人生において、記憶に残る人になりたいというぼんやりとした、でもとても強い思いがありました。
ーROXXに興味を持った経緯
前職でも人材紹介を始めていたため、そのまま就業し続けるという選択肢も大いにあったのですが、当時ROXXが展開していたSCOUTERというソーシャルハンティング事業について、紹介会社同士を繋げる事業はかなり将来性があると言う話を当時の上長とよく話題にしていたこともあり、ROXXには強い関心を持っていました。
そのため、転職を検討し始めたタイミングでROXXに応募してみようと、私の中では自然な流れで応募をすることにしました。今後のことはROXXがダメだった時に考えようと思っていたため、面接でも正直にROXXの単願ですと伝えたのですが、後に「本音かどうかわからなかった」とフィードバックいただいた時は思わず笑ってしまいました。
ー入社を決意した理由
事業内容に将来性を感じたことが一番大きな要因ですが、実はROXXで働いている知り合いがいて、その方から事前にROXXの評判は聞いていました。そのため、入社を決断する際は特に迷うことはありませんでしたし、何よりも求職者様たちの人生の転換点に携わりたいという気持ちが大きかったです。ROXXは、Zキャリアプラットフォームの構造一つとっても、非常に優秀なビジネスモデルだということは理解していましたので、給与形態などの条件には重きを置かず、ROXXで働いてみたいという気持ちで入社を決めました。
営業からは5年ほど離れていましたが、CAとして働くことに特に不安は感じておらず、いい意味でCAを営業として見ていなかったと言いますか、良い支援ができていれば、結果は必ずついてくると考えていましたね。
1つだけ、入社後予想外だったギャップとしては、新規事業の立案や挑戦に対して、非常に意欲的かつスピーディーに取り組む会社だったということです。前職もベンチャー企業ではありましたが、ROXXのスピード感は凄まじく、正直付いていくのが大変だと思うこともありますが、走ってみて見つかったものをどんどん取り入れていこうという新規事業の進め方が新鮮で、その先に見えるものは何だろうという期待も大きいです。
プロのCAとして
ー求職者様の人生を支援する上で大事にしているマインド
求職者様を支援する上で大事にしているのは、価値観の擦りあわせです。絶対に叶えたい軸を一本定めて、他に付随する枝葉のような条件をお伺いした後、今度どのような路線で叶えていくかという視点でお話しすることが多いです。
もちろん、求職者様の理想が全て揃っていて、属性的にも必ず受かると思える求人があればご提案しますが、理想を叶えるために培わなければいけないスキルがある場合、今の段階でどこを妥協して、将来的にどう叶えていくのか、求職者様の軸となる部分を研磨し優先順位を明確化していくという作業をしています。
最初のヒアリングで理想をお伺いして、2回目に職種の擦り合わせをすることが多いので、職種毎にどういう傾向があるか、求職者様の希望に沿って叶えられる部分と妥協しなければいけない部分を照らし合わせながら、求職者様のご意見を伺いつつご提案しています。
ー数字目標の捉え方と達成するためのマインド
CAは営業職なので、数字はもちろん意識します。KPIは成果を保証するための最低数字だと認識しているので、達成して当たり前だという考えが根底にあり、私の場合は目標の1.2倍の結果で着地することが多いです。
例えば、求職者様に適した求人の報酬単価が自分の追うべき目標を下回ってしまった際は、その分他の方の支援をすれば良いと考えているので、報酬単価の低い求人であっても常に目標を達成できる必要量を逆算して追うようにしています。数字を追いすぎると私が大切にしている「人生をよりよくするために支援する」というポリシーに反してしまうので、担当させていただく求職者様皆様にとって最善のご提案ができるよう、支援する方の人数を増やして目標達成は帳尻を合わせていくイメージです。正直に申し上げると、私は求人の報酬単価にはあまり興味がなく、支援させていただく、実際に新しい人生を歩まれる人数を気にしています。その人数が多ければ多いほどやりがいを感じるんです。
一方で、自分の目標達成と求職者様の支援を両立するためには、やはり勉強が必要です。ここでいう勉強は、求職者様の属性を見極めるヒアリング力と分析力、そしてご提案できる求人数を増やしながら、扱える業界や業種を広げ、企業ごとに特性を理解した上でどのようなご紹介方法があるのか、引き出しを充実させていくことです。
私が支援させていただく求職者様は、職種のご説明のご面談に来てくださった方全員が内定承諾までついてきてくださることが多いです。中には他社のエージェント様を併用している方もいらっしゃいますが、求職者様の選択肢が増えることは喜ばしいことなので、全くネガティブな要素はなく、どちらも同時に進めていただいています。
同じ企業様を受けることだけは避けなければいけないので、選考に進んでいる企業様のお名前を教えていただきますが、その際同時に他社のエージェント様で選考を進めている企業様のメリットとデメリットをフラットに話すようにしています。ですので、普段私がご提案する求人と、やることは何も変わりません。最後までついてきてくださる求職者様が多いのは、メリットデメリットをどちらも正直にお伝えすることでCAとして本音で話してくれてると信頼を寄せていただけているからではないかと感じています。
デメリットまでお話しするのは、シンプルに早期離職のリスクを回避するためでもあります。企業様の採用に貢献することもCAの仕事ですが、ミスマッチは誰も幸せにならないので絶対に避けなければいけません。そのため、面接を終えた後は必ず私のご提案内容と違った点はなかったか、違和感を持っていないかなど確認をしています。入社前の違和感を無くすことで入社後のギャップをできる限り無くすこともでき、早期離職などに困ることもありません。また、ギャップを0に近づけるためには、求人内容だけではわからない部分をいかにカバーするという働きかけも必要になるので、企業様について詳しい方にお伺いしたり、企業様のHPを確認するなど常に情報収集を怠りません。
ービジネスパートナーとしての関係構築
プロのCAとして、企業様の採用に貢献しながら、求職者様の人生がより良くなるようサポートする必要があるため、求職者様とも企業様ともビジネスパートナーとしての関係構築を意識しています。
求職者様を支援する上で一番大切だと考えているのは、求職者様にご自身の人生を選んでいただくということです。私たちにはCAとしての求人に関する知識があるので、この選択肢が求職者様にとって良いのではないですか?とCA目線で恣意的にご提案することもできてしまいますが、それでは我々が与えてしまった人生になってしまう。自分が人生の主人公として、納得できる人生の選択をすることが幸福度にも大きく影響していくので、求職者様ご本人の意思を大事にしています。ただそうは言っても、現状を改善したいという思いはありつつも、どうなっていきたいか漠然としている方も少なくないので、そのために職種の目線合わせがあります。
いくつか求人提案をさせていただいた中で反応が良い求人があれば、どのあたりが良いと思ったか言語化していただいて、その内容をもっと細分化して深掘りすることで求職者様の属性を把握して職種を絞ります。
例えば、営業職に好反応を示していただき、人と話せるところが良いと思ったという返答が返ってきた場合、「これまで人と話していて、こういう時が面白かったなと思い出せる場面はありますか?」と、どの種類のコミュニケーションがお好きなのか伺います。身内との関わりなのか、初対面の人との関わりなのか、同じ営業でも求職者様の適性を最大限発揮できる営業は何かを絞ることができれば、ご提案する求人も変わりますし、求職者様の適性を具体的に言語化することで、ご自身でも自分の特性を把握することができ、就職する上での志望理由にもなるため欠かせないステップです。
マネジメントについて
ーマネジメントの課題
ROXXのCAメンバーは非常に優秀なため、お互いに数字を握ることさえできれば問題ないだろうと考えていたのが正直なところです。ですが実際は、メンバーを取り巻く生活環境や適性、目標も全く異なる中で高い目標達成を目指すには、数字だけを握って個々で走るやり方では限界がありました。
そのため今は、メンバーにとって必要なものを明確にした上で、それをクリアにするためにはどうすればいいかというHowの部分を考えてもらっています。メンバー本人が考えることをやめてしまうと、私が敷いたレールを何も考えずに走る、なんとなく働けちゃう状態になっていくので、それは幸せの本質からかけ離れていますし、そこから生まれるのは社員が停滞して会社が停滞する悪循環の未来ですから望ましくありません。相手が一番心地よいと思えるコミュニケーションを心掛けながら、締めないといけないタイミングがきたら、圧をかけて強く言うのではなく、考えることを促します。
とはいえ、メンバーのモチベーションを意図的に上げるのは難易度が高いので、やはり成功経験を積み重ねていくしかないと考えています。リーダーである以上、メンバーが楽しみながら仕事に取り組める仕組みづくりをしなければなりませんが、リーダーとしてマネジメントに専念するではなく、今の私はプレイヤーを兼任しているため、自身の目標達成とメンバーのサポートの両立はなかなかに鍛えられるなと感じています。
ーメンタルが落ち込んだ時の仕事への向き合い方
求職者様にとって、私のメンタル状況は全く関係がないので引きずることは一切しません。
メンタルが落ち込んだ時は、それはそれ。これはこれ。と、気にしないように機械的に切り分けるようにしています。これは前職の営業時代に訓練した賜物かもしれません。
個人営業は、基本的に10人にお会いして1人契約が取れるかどうかの世界なので、 その9人を引きずってしまったら1人も契約が取れません。気にせず割り切って、前に進んでいくことで見える景色があるという経験が、今のブレないマインドの土台となっているように思います。
ただし、自分自身の経験からも営業に携わる以上、メンバーの気の落ち込みは理解はできるので、原因となっている事柄を解消するために定性面のフォローのために何をしようか、業務を行う上で、定量で考えてそれを改善するためにはどうしようか、この2軸で並走するイメージです。 メンタルが落ちるとどうしてもパフォーマンスもつられて落ちてしまうので、メンタルケアのサポートと、数字の基準から逆算してやるべきことができるようにそっと背中を押しています。
ROXXでの展望
今の段階だと、マネジメント領域にだいぶ力不足を感じているので、将来的にはCAの教育に携わり、個々のマネジメントができて、求職者様はもちろんROXXメンバーの幸福度をあげられる人材になれたらと考えています。
CAメンバーの能力を底上げできれば、幸せにできる求職者様の総数を増やすことができるますし、メンバーや求職者様、経営陣も含めて、みんながこの会社で良かったと言える会社であるために、自分は何ができるかを考えていきたいです。
まだまだ道半ばの人間ですが、ROXXの一員であることに変わりはないですし、会社の一員である以上会社に貢献したいという思いがあるのは当たり前かなと思っているので、私の目標にROXXを良い会社にしていくというミッションを組み込めたら素敵だなと思っています。
ー藤岡さん、ありがとうございました!
中学生時代から掲げられている「人の人生に携わり、人々の幸福度を高めたい」というご自身の人生テーマを叶えるため、様々な経験を経てROXXに入社された藤岡さん。
『幸せな人生に導くための本質的な就職支援とは何か?』『メンバーの理想を叶えるマネジメントは?理想を描けるようにするにはどうすれば良いか?』など、たくさんの自問自答を繰り返して来られたのだろうと推察される意思ある言葉たちと、本質に向き合い続ける姿勢に敬服すると共に、今後も研磨され続けるのだろうと期待が高まるインタビューでした。
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