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ユーザー様の人生の転換点を生み出すサービスづくりを。プロダクトから社会を動かすエンジニアチームを目指して。
ROXX note読者の皆さま、こんにちは。人事の松本です。
本日は、2024年5月に入社したZキャリア プロダクト開発部 EM(エンジニアリングマネージャー、以下「EM」) / 中嶋 祐太(Yuta Nakajima)の登場です!多彩な経歴と温厚な人柄から社内でも信頼の厚い中嶋が、ROXXへ入社した経緯や、今後求めている人材と開発チームの展望をインタビューしました。
プロフィール
中嶋と申します。ROXXは5社目になるのですが、これまでの経歴が少々特殊でして、学生時代まで遡ります。
中学生時代から自宅にあった親のMacintoshを借りて、イベントポスターやシラバスの表紙デザイン、プログラミングや自宅サーバーの構築などをしていた私は、漠然とウェブデザイナーの道を意識しており、大学に進学したものの就職の道には進まず、中退して1年ほどウェブデザインスクールに通いました。
ですが、初めて就職した会社はサーバー構築を手がけるスタートアップ企業でした。スクール講師の方と話していた際に、趣味で自宅のサーバー構築をしていると話したことがきっかけでスタートアップ企業を紹介いただき、インフラエンジニアとして入社しました。社員20名ほどの小さな会社だったので、常駐先のエンジニアメンバー10名全員のタスク管理やマネジメントなどもプレイングリーダーとして兼任していました。
5年程勤務した後、高校時代の同級生がWebデザイン会社を立ち上げることになり、創設メンバーとして参画しました。設立当初のメンバーは3名で、デザイン業務は同級生が担当することになり、私は主に動画技術であるFlashを活用しながらWeb制作に従事する傍ら、サイトの企画立案から見積り、構築、設計、納品、保守など、デザイン以外の業務を担っていました。
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この会社は元々、私がボランティア活動をしていたNPO法人から派生した会社で、公道でバスケットボールをしているストリートアスリートの方々のために、公園にバスケットコートを設けるなどの支援活動を行っていました。支援活動の一環でイベントを開催した際、大手スポーツメーカー様にスポンサーについていただく機会に恵まれ、そこで仕事のご依頼をいただいたのですが、NPO法人だったので利潤が求めることが難しいという問題に直面し、ご要望を受けるために営利活動法人化したという経緯なので、はじめから仕事がある状態でスタートし、その後も有難いことにスポーツ系企業様のプロモーションのサポートなどをご依頼をいただいていました。
その延長で、スポーツアパレル企業様のご依頼を受けた際に自分たちもアパレル事業への興味が生まれ、スポーツウェアブランドのアパレル会社も始めてみました。当時は見様見真似で、業務管理や在庫管理、ECサイトなどの内部システムを0から構築していたのですが、システム担当は在籍していた13年間ずっと私1人の状態だったので、やっていることが正しいのか、判断がつきませんでした。
そんな時、私が執筆していたブログを見てくださったエージェントの方にお声がけをいただき、チーム開発の経験をしてみたいとシステム受託開発会社への転職を決めました。エンジニアとして入社しましたが、これまでの経験から、プロジェクトマネジメントや採用、部署の予算管理、人事評価なども兼務することになり、最終的にはシステム部の部長や執行役員なども経験させていただきました。
また、その会社は自社でソフトウェアの販売をしていて、自社で手掛けていたメタバース (英: metaverse/インターネットを利用した仮想空間)をあるテレビ番組で採用していただくことになり、タレントさんもご自身のアバターで舞台上に立ち、3日間で約8万人の方に接続いただくなど、貴重な経験もさせていただきました。
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40歳で人生初の転職活動
システム受託開発会社には5年程在籍し、多くの経験を積むことができた一方で、納品後にお客様やサービスに携われないことがいつも気掛かりで、「もう少しこうした方が良かったんじゃないか?」という反省にも似た思いを抱くことが多々あり、「じっくり1つのサービスに集中したい」「自社のサービスを作りたい」という思いが強くなっていきました。事業会社でサービス展開後もユーザー様の声を拾いながら良いプロダクトを作る経験をしてみたいという思いが動機となり、自発的に人生初の転職活動に踏み切ることにしました。
業界選びは、今後人口が減っていく日本社会にとって必要不可欠になっていくであろうという観点で、ヘルスケアを含む医療業界か人材業界に絞り検討していたところ、エージェント様に紹介いただき、ROXXを知りました。
ROXXへ応募した理由は、社会的にインパクトのある事業を手がけていることもそうですが、「時代の転換点を創る」というミッションに強く共感したためです。
一般的に良しとされる、大学を卒業し就職するというキャリアを私自身が歩んでいないため、今の日本の就職活動の在り方に疑問を抱いており、もっと多様なキャリアがあっていいのになと常々考えていました。
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人の「人生の転換点」に関わった実感
ROXX入社当初は、『エンジニアが自立して動いているな』というのが第一印象でした。当時はZキャリアを構築している最中で、私もすぐに開発に加わり、リリースまで駆け抜けました。何にもないところからシステムを作っていくのは、これまでも経験してきたことでもあったのですが、今回のリリースは今までの経験以上の思いを持つことができ、改めてROXXへ転職できてよかったと感じました。
エンジニアは従来、エンドユーザーの反応を得る機会がなかなか無く、自分たちの手掛けたサービスがどのようにお客様に活用していただけているのかを体感することが難しいのですが、ROXXは事業の数字や進捗をエンジニアにも共有しており、ユーザーである求職者様の採用が決定するとリアルタイムでSlackに報告通知が届きます。
Zキャリアをリリースした後、初めてユーザーの内定通知が届いた際は、『我々が作ったシステムでこの方の就職が決まったんだ!』というのが目に見えて分かり、グッと込み上げてくるものがありましたね。転職は人生の中でも生き方を左右する非常に大きな要素だと思いますが、特にZキャリアの中心のお客様であるZ世代の方にとっては、初めての正社員就職であったり、所得が向上するといった人生の中でも重要なポイントにもなります。内定通知を受け取った瞬間、身が引き締まる思いがしたと同時に、我々の試行錯誤がお客様の人生に繋がったと実感することができて、とても感慨深さを感じた瞬間でした。
ROXXエンジニアのキャリアパス
現在の私のミッションは、EMとして、プロダクト開発部に在籍しているエンジニアのタスク管理をしながら、メンバーのキャリアパスや目標、モチベーションについて一緒に考えたり、評価やマネジメント、採用やオンボーディングを行ったりする、主に事業目標を達成するためにエンジニアが効率的に働ける環境を整備することです。
メンバーが開発を進める上での障害を取り除くことに注力しているため、業務時間にコードを書くことはほとんどなく、主にタスクの優先順位を確認し調整しています。
その分コードは趣味の延長としてプライベートで書き続けています。
現在のプロダクト開発部は、トップである執行役員 VPoEの城倉が「アジリティを高めよう」「自己組織力を高めよう」と方針を出してくれているため、アジャイル開発の推進に注力しています。私がROXXに入社してからまだ半年ほどですが、当時と比べてすごく整理ができてきました。
エンジニアとしてのキャリアの高め方は多様で、テックリードを目指しエンジニアリング力を高めていく方や、事業成長を推進するためのプロダクトマネージャーを目指す方、人材育成でエンジニアリングマネージャーを目指す方など様々ですが、ROXXはどの道にも進むことができる環境があります。
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さらに飛躍するために必要なこと
私も昨年の10月から採用に携わっておりまして、現在は事業が大きく成長し続けていること、また新規既存もサービス拡大しているため、事業を伸ばし続けていくために、エンジニアリング面で軸となってくれるテックリードの採用に一番注力しています。
ROXXは昨年9月に上場しましたが、当然引き続き圧倒的な成長を求められている状況下で、事業も組織も投資量を継続的に増やして、驚異的なスピードで成長しています。事業の成長スピードに対応し、お客様に最大の価値を届けるためには、サービスの質を高めながら技術負債を解消し、同時に開発スピードを加速させることが求められます。そして、その実現にはテックリードの存在が不可欠です。
福利厚生等の各種人事制度は整備されてきている中で、業務の裁量が大きいのがROXXの特徴。「色々挑戦してみたい」「体験してみたい」「経験値を上げていきたい」という思いを持つ方にとっては、自分たちでプロダクトや組織、事業を作っていけるチャンスが沢山あります。
また、ROXXが掲げるバリューの1つにBANDというものがありますが、実際に1人ではできないことをチームで成し遂げていこうという文化がROXXにはあると日々感じています。
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プロダクトを作り上げていく過程で、エンジニアチームはもちろん、PdM、デザイン、マーケ、セールス、バックオフィスと関係者は多岐に渡ります。部署問わず多くのメンバーたちとコミュニケーションを取りながら、お客様へどう価値を届けるのかみんなで真剣に考えながら作っているので、チームでものづくりをしたい人はとても楽しめる環境です。
特に私が率いるチームは、手前味噌ではありますが、エンジニア同士のコミュニケーションも重視する文化があり、全員フルリモートでの勤務ですが、Gatherというバーチャルオフィス上で活発に議論や情報交換をしながら切磋琢磨しながら開発しています。
顧客価値を中心に実装できるプロダクトエンジニアになりたい方や自分の役割に留まらずにチームで何かを成し遂げたい方、尚且つ事業も組織も急成長しているROXXの環境を楽しみ、そして何よりも自らがその成長を牽引したいと考えている方にぜひ仲間になっていただきたいです。
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エンジニアチームの実態と課題
今期のテーマは「スピード」です。
求職者様、求人企業様双方にとって、より良い就職・採用体験にするために、顧客価値をよりスピーディにアジリティ高く提供することがエンジアチーム全体の課題であり、その仕組み構築に心血を注いでいます。そのアジリティを実現するために、開発生産性の向上や、技術負債の解消、スクラムプラクティスの推進、システムのパフォーマンス向上など、インフラの安定運用などを目標に掲げ、適切な水準を定めて、ファクトをもって進めようとしています。
今ROXXで働いているエンジニアメンバーの中心は、元々異業種出身で、エンジニアではないところからキャリアをスタートしているメンバーも多いため、Zキャリアのサービスとの親和性やコミュニケーション力も高い方が多いです。また、全員共通して基礎がしっかりしているので、新たなスキルのキャッチアップも早く、技術的な面でも、得意不得意はあれど基本的にはバックエンドもフロントエンドもできるメンバーばかりです。
Zキャリアはリニューアルでローンチしたばかりの若いプロダクトなので、やるべきことが多い分、やりたいことや得意なことがすぐ任せてもらえる環境で、各々自分の得意領域を実戦でスピーディーに活かしたり、領域を限定せずに幅広く開発に携わり知見と経験を積んだりと、何かしらで望む働き方を叶えています。
まずは、変更容易性の高いアーキテクチャへの変換から進めていますが、今後はアジリティをより追求し、ROXXが掲げている事業目標の達成確度に応えられることはもちろん、その時間軸を短くできる開発ができるチームを作り、チーム全体のスピード感を爆速にしたいというのが目標です。
ROXXのZキャリア事業にご興味がある方、プロダクトの力で時代の転換点をつくりたい方がいたら、ぜひお話させていただきたいです!
ー中嶋さん、ありがとうございました!
ROXXは、より良い社会の社会の実現のために、今年も本気で事業に取り組んでいきます。ROXXの事業、カルチャーに共感いただけましたら、ぜひカジュアルな形でお話ししませんか?
募集中のポジションも覗いてみてくださいね。エントリーお待ちしております!